悩まずに問題は解決できる
悩みを全く持たないというのも初期のプロセスのうちは問題だが、
悩み過ぎるというのも問題。
「人生は悩みの連続」「人生は悩みはなくならない」「悩むことで人間は成長する」
こういったことは、世間ではよく耳にする。
しかし、私はこういったことには、少し違和感を感じる。
私も幼少の時から人一倍悩んできた。
うつ病の時期も長期間だったのもあり、悩むことに関しては、人一倍関心があり、そのことについて深く考えていた。
その中で、悩みというものは、2つの構成要素から成ることがわかった。
悩み = 問題 + 感情
問題が起こった時に、それに自分の感情が入ることで、人は悩むのである。
問題は絶対にゼロになることはないので、「人生は悩みの連続」「人生は悩みはなくならない」
というのは、「問題」という意味では正しいが、「悩み」の部分では正しくない。
感情がしっかりとコントロールできれば、「悩み」は連続もしないし、「悩む」ことはなくなる。
では、「悩むことで人間は成長する」という言葉はどうか。
感情がコントロールできていれば、それは悩みではなくて、問題を解決することで人は成長するのである。
この問題と解決方法は、自分の実生活の中でも特に役立っているし、今でも役立つ。
4年前ほどから、私は汗疱性湿疹と成人型アトピー性皮膚炎が突然、同時に発生して夜も眠れないほどだった。
どちらも今は98%治って全く問題はなくなったが、どちらも難治性で、非常に厄介な病気だ。
この時には、感情のコントロールはできていたので、悩むことはなかった。
ただただ、問題として捉えていただけで、感情が動かされることはなかった。
猛烈なカユミで、枕もシーツも血だらけ、夜はカユミを抑えるための、保冷剤を枕元におかないと寝れない。
こんな時が何年も続いた時には、さすがに感情が揺れて、悩みそうにはなったが、結局悩まずに解決できた。
悩んでいたらそれこそ、鬱になって、自殺していたかもしれない。
けれど、感情をコントロールできていたため、悩んだという実感はない。
しかし、問題としては、大問題として捉えていたので、さまざまな手を尽くし尽くした。
あらゆる文献も読み、研究もしてきた。
おかげで、皮膚病にも詳しくなれたし、薬剤名や使い方などもマスターすることができた。
さらに良いことに、皮膚が痒くないことに感謝でき、感情のコントロール力をアップさせることができた。
こんな自分でも、感動物の映画やドキュメントにはとても脆くて、いつも涙を堪えるのがやっとだ。
でも感情のコントロールをわきまえているので、問題には、感情を入れることはない。(まだまだ修行中で少ないが正しいかも)
しかし、このスキルは、仕事にも私生活にもさまざまなところで非常に役に立つ。
仕事でも大きな問題が起こっても、問題を小さく分けて、それを一つ一つ淡々とこなすことで、大きな壁を乗り越えてきた。
ぜひぜひ、このブログを読んでくださっているかたも、
悩み = 問題 + 感情
を意識して、問題に取り組んでいただきたい。
感情がコントロールできれば、今まで越えることができなかった大きな壁を乗り越えることができ、不可能を可能にすることができるかもしれません。